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子犬・子猫を迎える時に気を付けることは?獣医師が解説!
お家時間が長くなったことで子犬・子猫を迎える方が増えたかと思いますが、初めてお迎えした際は分からないことばかりだと思います。
健康で元気に成長することが一番なので、今回はお迎えした後のお家での過ごし方や迎えるまでの準備、安全に過ごすポイントなどをお話します。
☆準備物
・ケージ:猫ちゃんは上下運動が出来る縦長のもの
・移動用キャリー:普段からお部屋に置いておき、慣れさせます
・トイレ:体が収まるサイズで猫ちゃんは学術的な理想は大きさ(体長の1.5倍)、深さ(
可能ならお迎え前に使っていた猫砂で臭い付けしてみましょう
・食器:倒れにくい安定感のあるもの
・ごはん:ごはんの種類を急に変えるとお腹が緩くなることがあるので、
最初はお迎え前に食べていたものと同じモノを用意すると安心です
その他、ベッド、おもちゃ、爪研ぎなど
*床がフローリングの場合は滑って足腰に悪影響を与えることがあるため、マットやカーペットを敷いて置くと良いです!
<特にタイルカーペットにすると汚れた所だけ洗えるので楽ちんです♪>
1⃣お家での過ごし方
可愛くてついついたくさん構ってしまいたくなりますが、初めての場所に戸惑いや不安を感じている為、最初は新しい環境に慣れてもらうことが最優先です。
初めはケージやサークルなどで落ち着けるスペースを作ってあげましょう。新しい環境に慣れてきたら積極的に先住犬・先住猫とコミュニケーションを取ったり、行動範囲を広げてみると良いです。
健康で元気に育つにはよく食べ、よく寝て、よく遊ぶことがとても大切です。
その際、遊ぶときは全力・いたずらしたら遊ばないなどメリハリをつけてみましょう。
また、この時期は好奇心が旺盛で色々なモノを口にしてしまう為、手の届く所には人の食べ物や危ないモノ(特にネコは紐状のもの)は置かないようにしましょう。
犬・猫に与えてはいけない食べ物については、下記の記事でも解説してます!
2⃣ごはん
子犬・子猫は胃がまだ小さく、少しずつしかごはんを消化できないので生後半年ぐらいまでは一日3回のごはんが望ましいです。
ごはんはお迎えした際に何をどのようにあげているか説明があると思いますが、成長段階に合わせてごはんの量や固さを調整していきましょう。
子犬・子猫の間は太りすぎはありません。毎日体重が増えていくのが正しい成長です。
他にも猫ちゃんは食のこだわりが強く、1歳までに将来の嗜好性が決まるといわれています。幼い頃から色々な形状や種類のごはんやおやつを試し、何でも食べられる様にしておくと良いでしょう。
3⃣検診
お家に迎えて数日経ち、環境に慣れてきたら病院で検診を受けましょう。
ただ、保護した場合や体調が優れない場合はウイルスや寄生虫に感染している可能性があるので早めに診察に来てください。
当日、又は前日のうんちを持参いただくと、詳しい寄生虫の検査が可能です。[¥3000]
*うんちが取れなくても、院内で簡易的な便検査は可能です!(¥500~1,000)
また、お迎えした際の資料(例えばマクロチップ、ワクチン証明書)をご持参いただけるとありがたいです。資料を参考に今後のワクチンのプログラムもご提案いたします。
※ワクチン接種はお迎えしてから一週間ほど経てば、接種が可能になります。
その他、ノミダニ・フィラリアなどの予防関係もご説明いたします。
4⃣ポイント
犬では生後12週齢・猫では生後9週齢までが「社会化期」といって沢山のことをスポンジのように吸収する時期です。この際に経験したことが将来の性格や行動に大きな影響を与えるので、様々な音や物、人とふれ合って怖くないよと学習させてあげてください。
外を歩くお散歩は混合ワクチンが終わってから2週間後に開始できますが、その間は抱っこ散歩で周りの環境に慣れさせましょう。
また、幼い頃から沢山スキンシップをして体を触られるのが好きな子に育てると、今後のトリミングや動物病院でのストレスを減らすことが出来ます。
当院では健康で元気に過ごしてもらうために、日常での暮らしのアドバイスもしております。何か分からないことや、ご不安なことがあれば一度ご相談ください☺
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