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院長ブログ
大動脈弁狭窄症について
病態
大動脈弁とは左心室と大動脈をつないでいる部分です。
大動脈弁狭窄とは、その大動脈弁(上の図の赤○部分)が狭くなることによって血液が流れにくくなる病気です。
不整脈や心不全を起こすことがあります。
症状
軽度〜中程度の場合は症状が出ることは少ないですが、重度になると運動不耐性(運動を嫌がる行動)を認める場合もあります。
好発犬種(病気になりやすい犬の種類)
主に大型犬、近年では小型犬でも認められます。
診断
まずは聴診で確認し、レントゲン検査、心エコー検査の結果をもとに診断します。
治療
- 内科療法:薬でコントロールを目指します。
- 外科療法:狭窄部分に対してアプローチする方法です。
このように日常生活では気が付きにくい病気も多くあります。
まずは病院での身体検査(体重測定、聴診、触診など)が重要です。
調子が悪くなくても日常ケア(爪切りなど)でも病院に来ていただけたらと思います。