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わんちゃんと猫ちゃんを守るフィラリア予防について解説
予防関係、第一弾はフィラリア予防についてです。
フィラリア症とは
フィラリア症はフィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が心臓に寄生することで発生する病気です。
心臓は肺に障害を起こします。またフィラリアが寄生すると血液の流れも悪くなり、それによってさまざまな身体への影響が出ます。
フィラリア症は薬によって予防することができるため、ぜひ動物病院で予防接種を行いましょう。
犬だけではない猫のフィラリア症について
フィラリア感染は猫ちゃんも起こします、
わんちゃんよりは抵抗力があるため感染率は低いですが、万が一感染した場合は強い反応を起こすため、症状が強く出ます。
ゾエティスHP参照:https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/notice/
フィラリアは蚊に刺されて感染します。
ただ、蚊に刺されてすぐに予防するのではなく、蚊に刺されて1ヶ月以内の予防薬の服用が大切です。大阪の過去15年間(1997年〜2011年)のフィラリア平均感染期間は5月11日〜11月9日という報告があるので、当院では5月15日〜12月15日の8ヶ月間の予防をお勧めしています。
参考:https://filaria.jp/html/hdu/index.html(住友ファーマーアニマルヘルス)
ただ、最近の気候が読めないのでフィラリア予防は年中予防もお勧めしています。
<フィラリア検査>
フィラリア予防前には必ず検査が必要です。
万が一、フィラリア感染がある状態でフィラリア予防を開始すると重篤な副作用を起こす可能性があるので検査を行います。
①フィラリア検診セット:採血するので、肝臓や腎臓などの簡易的な血液検査を同時に行う
②フィラリア検査のみ:フィラリア抗原検査
<フィラリア予防薬の選択>
わんちゃんのフィラリア予防
①注射(プロハート®︎):1度の注射で1年間効果が持続
②ジャーキータイプ:1ヶ月に1回投薬
→フィラリア予防のみのジャーキー
→フィラリア・ノミ・ダニ予防ジャーキー
猫ちゃんのフィラリア予防
*猫ちゃんは食べ物に敏感な子が多いので、予防方法はスポットタイプのみとなります。
・滴下するスポットタイプ
①フィラリア
→1ヶ月に1度の製品 or 3ヶ月に1度のもの
欠点:投与前後でのシャンプーを控える必要がある
薬液が合わないと脱毛することがある
当院では様々な予防方法を揃えております。その子に合った予防方法を見つけ無理なく続けられるようにしてもらえたらと考えます。
お困りのことがあればご相談ください。
https://jp.mypetandi.com/pet/m-shiawase-cp/lp-filaria01(エランコ)
当院の様子・トリミングはインスタグラムでも配信しています。
病院アカウント@yuzuriha_vet
トリミングアカウント@yuzuriha_trim